外壁塗装をする時にシーリング工事が不可欠なワケ
2024年10月9日
外壁塗装をする時にシーリング工事が不可欠な理由はいくつかありますが、
その中でも、最も重要なことを1つご紹介したいと思います。
シーリングの役割は防水性を高める事です。
サイディングの目地や窓の周りなどのつなぎ目から、雨水の侵入を防ぐためのものです。
シーリングは新築から10年~15年ほどで劣化して隙間ができて防水性が弱くなってしまいます。
シーリングに隙間がある状態でそのまま長期間放置してしまった場合、外壁の内側の木材を腐らせてしまったり雨漏りの原因になる事があるので
シーリングの防水性を確保しておくことは家を長持ちさせるために重要です。
ここで、シーリングの劣化事例をご紹介します。
築17年のお宅でシーリングが下の写真の状態でした。外見的にはサイディングの目地シーリングが開いている状態です。
サイディングボードの継ぎ目から何か飛び出しているのが確認できます。飛び出している物を接写すると、菌類が内側から出て来ている状態によく似ています。
サイディングを外して中を確認したところ、防水シートがボロボロに劣化してしまい木材も腐食して穴が開いていました。
外壁塗装をする時にシーリング工事が不可欠な理由は、家を雨水の侵入から守る事が重要だからです。
外壁や屋根の塗装は外壁材や屋根材の保護が目的です。
サイディングの目地や窓回りの防水はシーリング工事が必須です。
この事例の様に長期間、雨水が入り続けてしまうと壁内の木材が傷んでしまい、外壁塗装以外の修繕工事も必要になってしまいます。
外壁塗装費用以外に掛かる修繕費も追加で掛かってしまうので、シーリングが傷んで隙間がある状態の場合は、
できるだけ早めに修理することをおすすめしています。