その見積もりは大丈夫!?外壁塗装の見積もりを比較する4つのポイント
2025年1月18日
見積もりを比較する時に、最も大事なことは金額だけで比較しないことです。
工事の内容やアフターサービス、保証期間など、見積もりに載っている事と載っていないことを比較することが必要になります。
でも、なんにもわからない塗装の見積もりを比べるのはとても難しいことですよね。
今回は、塗装のことなど全く知らない私の母でも簡単に理解できた、見積もりの比べ方をお伝えしたいとおもいます。
金額だけで決めると必ず失敗する?!その理由とは
失敗しない外壁塗装例
見積もりを手に取った時、どうしても合計金額に目が行ってしまいますが、金額だけを比較して、依頼する塗装会社を決めてしまうと必ず失敗します。
理由は、外壁塗装は業者によって工事内容も提案内容も保証も全く違うからです。
金額が違うということは、工事の内容はもちろん、使用する塗料も違います。
必ず、工事内容の説明を聞いて細かい内容を一つ一つ確認しましょう。
見積もりに細かい内容が記載されていなければ、口頭での説明だけではなくしっかりと詳細を出してもらえば、後で言った言わないのトラブルにならずに済みますので、より確実な塗装会社を選ぶ事が出来るはずです。
不明確な見積もりがダメな理由
詳細内容が記載されていない不明確な見積もりがどうしてだめなのでしょうか、その理由は、ほかの会社と比較をしようとした時に、金額と面積以外に比較のしようがないからです。
外壁の塗装に限らず、リフォーム全般に共通して言えることですが「不明確さ」=「誤魔化しが可能」ということが言えます。
例えば、外壁塗装一式○○㎡○○円・足場一式○○㎡〇〇円などと記載されているとしたら、細かい内容がわからないので、詳細を出しなおしてもらう必要があります。
外壁塗装なら、何㎡塗装するのかどこのメーカーの何という塗料を使って塗るのかは最低限記載が必要です。
2、3社見積もりを取った時に、まず見積もりの内容の細かさを比較してみると、お客様にもわかりやすい見積もりを出す誠実な会社か、その逆の会社か、お客様に対する姿勢の違いがはっきりと分かります。
見積もりを比較する4つのポイント
見積もりを比較する4つのポイントを1つずつ紹介していきます。
1.塗料のメーカー名・商品名は書いてあるか
塗料はメーカーや商品によって耐久年数や金額に差があります。
もし、もらった見積りにシリコン系塗料やフッ素系塗料などの記載しかない場合は、どのメーカーの何という塗料を使用するのかを確認しないと、塗料の比較ができないので、必ず確認しましょう。
また、塗料はその商品によって、1缶で塗装できる面積がメーカーから指定されています。塗料メーカーと商品名がわかれば、1缶で何㎡塗装できるかを知ることが出来ます。
そして、塗装面積から塗料が何缶必要なのか計算をすれば、正しい塗料の量を使って塗装してくれたのかを確認することが出来るので、塗料を余計に薄められたり、塗料を減らされたりするのを防ぐことが出来ます。
もし見積書に書いてない場合は、塗料メーカーと塗料の商品名を確認して、パンフレットなどをもらいましょう。
2.塗り回数が書いてあるか
塗り替え回数をチェックしましょう
塗装は基本的に、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りです。塗り回数が少ないと、塗装は短い期間で劣化してしまいます。
もし、見積もりに塗り回数が書いていなければ必ず確認してください。
また、塗料にはそれぞれ正しい施工方法が書かれた仕様書があり、正しい希釈率(薄め方)と塗り回数が記載されています。
仕様書の通りに塗装をしなければ、メーカーが公表している期待耐久年数の通りになりませんので、とても大事なポイントになります。
3.㎡数、m数などの数量が書いてあるか
塗装、足場、シーリングなどの㎡数が書いていない見積りは論外です。
ほかの見積もりと比べて面積が大幅に大きいとか、実際の数よりも多いとか少ないという事を確認する事が出来ません。
見積もりの数量も間違っていたりすることがありますので、確認の意味で見比べる必要があります。
4.外壁・屋根以外の塗装する場所、樋・破風・鼻隠し・土台水切り、雨戸、戸袋、シャッターBOX等の詳細が書いてあるか
樋上塗り
塗装工事が始まってから「ここは塗りますか?塗る場合は追加になります。」などと、断れない状況になってから追加工事を要求されることを防ぐ為に、見積もりの段階で塗装する場所の細かい内容を把握する必要があります。
外壁や屋根などの塗装のメインになる部分についてはしっかり書いてあっても、それ以外の塗装部分が、あいまいになっている場合があるので、どこをどんな塗料で何回塗りをするのかをしっかりと記載してもらった方が安心です。
まとめ
外壁塗装は専門的で見積もりを比較するのがむずかしいイメージがあるかもしれませんが、実はちょっとしたことを知っていれば、そんなにむずかしくないことがお分かり頂けたかと思います。
良い塗装会社を選ぶ為の参考にしていただければ嬉しいです。