外壁塗装をする時に知っておきたい3つの事
2023年9月16日
今回のコラムでは「外壁塗装をそろそろやろうかな?」と思った時に、知っておきたい3つの事をまとめました。
そろそろ塗装したほうがいいかなぁと考え出すと、チラシや広告が良く目につくようになりますよね。
また、家の外観を見て訪問営業マンが訪ねてくることも増えてくるのではないでしょうか?
人生においてそんなに何度も経験するリフォームではないので、(正直そんなに何度もやりたくもないものです🥺)
出来れば長持ちして費用は少なく済むといいのですが
かなり大きな費用が掛かるのが実際のところです。
ちなみに藤枝市内で塗装や外壁リフォームをしている会社を調べると
20社以上あり、その中でも住宅塗装に力を入れている塗装会社は10社以上あります。
その中かから1社を選びださなければならないので
お客様にとっては非常に難しい選択をしなければなりません。
でも安心してください。
今回の記事ではご紹介する「知っておきたい3つの事」は
たくさん業者があっても簡単に絞り込める方法です。
まず最初に、気になる「塗装費用について」です。
外壁塗装の費用は「定価がなくてよく分からない」と思いませんか?
チラシやHPを見ていても、会社によって金額はバラバラです。
家の大きさによって金額も違い相場もよくわかりにくいですよね。
外壁塗装の費用は、家によってオーダーメイドの工事になるためバラバラの金額になるのは仕方がないことかもしれません。
費用は次のような内訳になります。【人件費+材料費+サービス費】なので、会社によって大きく金額が異なるのは
会社の規模やサービス内容つまり、対応や説明の丁寧さ・工事管理の質や提案・保証やフォローの質の差によるものです。
例えば、
金額は安いけど、あまり丁寧とはいえない対応、カラーシミュレーションや保証などのフォローのないA社。
金額は高いけど、丁寧な対応、カラーシミュレーションや細かい内容説明、工事の内容や管理も行き届いていて、保証やアフターフォローがあるB社。
金額は中間、対応はふつう、カラーシミュレーションや提案も普通、工事内容はよくわからない、保証はあるけどアフターフォローはないC社。
金額にはサービス内容が含まれるため、
「質」と「量」を比べないと、会社選びに失敗してしまいます。
金額が高いからと言って、サービスがしっかりしているとも限りませんが
金額が安いということは、サービス面はあまり期待できないのが一般的です。
比較する時はホームページで調べられるサービス内容をチェックしましょう。
塗装の金額を比べる時の大事ポイントは
「金額の大きさ」と「サービスの質」です。
つまり、塗装費用だけ比較すると失敗する可能が高いということ。
質が高いと金額も大きくなり、金額が低いと質も低くなる
と言う事を念頭に置いて
あなたにとって、費用と価値のバランスが納得のいく会社を選びましょう。
2つ目は、「塗装会社の選び方について。」です。
あなたは、塗装会社をどんな基準で選ぼうと思いますか?
塗装費用?信用?工事のうまさ?
信用や、工事のうまさは比較しようにも、かなり難しいことと思います。
なので、多くの人が
「信用が出来そうだ。」
「この会社ならきっと大丈夫だろう。」
という判断を、感覚でなんとなく決めてしまいます。
その様な判断をしている方々が悪いという事ではありません。
なんとなく、感覚で塗装会社を決めてしまう本当の原因は
「どうやって選んだらいい会社を選べるのか」
という、
「納得のいく選び方の基準」を、
私たち、塗装会社側が十分に一般消費者へ向けて情報を
出していない、あるいは情報が不足していることに責任があるのではないかと思います。
では、どのような基準で塗装会社を選べばいいのでしょうか。
業者選びで後悔しない選び方の一つとして
コミュニケーション能力に長けている会社を選ぶことです。
塗装工事でよくあるトラブルのほとんどがコミュニケーション不足によるものです。
説明不足、確認不足、認識の違い、気配り、配慮、勘違い、思い込み。
コミュニケーションが不足している現場では、これらが原因で色々なトラブルが発生します。※経験上です。
お施主様と施工者とのコミュニケーションがしっかりとれていれば起きないはずのトラブルが起こってしまいます。
もしあなたが、これから塗装会社を決めようとしているとしたら、
その対応している担当者の方やその会社の工事中のコミュニケーションの仕組みをしっかり確認することが大切です。
・工事中の相談は誰にすればいいの?
・工事の進捗状況は知らせてくれるの?
・工事中の連絡はあるの?ないの?頻度は?電話?メール?
・工事中はいつ、だれが、今日は何をするか連絡があるのかないのか?
・近所への挨拶や、説明はするのかしないのか?
・お願いしたことをやってくれたのか?
”そこまで連絡なくても大丈夫!”
”頼んだからには任せるから、信用してるからいいよ!”
という方も、コミュニケーションをしっかりとって
お施主様も施工者もお互いに安心して工事がすすむことが
後悔しない塗装会社を選ぶために重要だと思います。
3つ目は、「同じグレードの塗料で頼んだとしても、頼む会社によって持ち年数は全然違う。」ということです。
「塗装会社が10社あって、同じ塗料で塗装すれば、10社とも同じようにもつと思いますか?」
と質問した時に、ほとんどの方が同じになると言われます。
でも現実はそうではありません。
例えば同じ10年耐久性がある塗料を使っても、施工の内容によっては4,5年でチョーキングしたり、10年持たなかったりします。
本来、10年の耐久性の塗料がなぜ、それよりも早く劣化してしまうのか。
それは、塗料メーカーが耐久年数を大げさに言っているからではありません。塗装職人の腕が悪かった、下請けの職人だったというわけでもありません。
本来10年もつはずの塗装がなぜ、10年持たないのか、その理由は、
「塗料の使用量を守らなかったから」です。
塗料は使用する量を守れば、本来の機能を発揮するように作られていますが
塗料を塗るのは、人です。
その職人が、塗料の使用量をしっかりと守って使用すれば、本来の揮してくれますが、
薄めすぎたり、伸ばしすぎたり、塗装する回数を守らなければ、本来の塗料が持つ耐久性は発揮されません。
人が塗るわけですから、その塗る人に掛かっているのです。
しっかりと本来の性能を発揮する様に塗装職人が塗ったかどうかを現場任せにするのか、
それとも、管理する仕組みがあるのかと言うのは
会社によって全然違います。
管理が厳しく仕組みがしっかりしていれば、安定して品質は高いです。
逆に、管理は現場次第で、これといった管理の仕組みがないと、品質は不安定です。
なので、塗装をこれから依頼しようとする会社が
・現場管理をどのように行っているのか?
・だれが管理するのか?
・お客様に対してどのように「見える化」しているか。
このような、施工の管理について透明性のある会社かどうかが大切です。
同じ塗料を使用しても、同じように持たないのは、塗装会社によって施工の管理方法が全く違うためです。
残念ながら今の法律では、一般の住宅の家の塗り替え工事に、使用した塗料の量を管理してお客様に提示しなければならない法律はありません。
なので、使用する塗料の量は、塗装会社がやりたいようにやれてしまうのです。
「うちの会社はしっかりやります。」
「丁寧に工事しているから大丈夫です。」
と言うのは、どの会社でもいっています。
しかし、「使用する塗料の量をしっかり守って、これだけ使って塗装しました」と証明している会社はほとんどありません。
塗料の使用量が耐久性を発揮するのにとても重要なのにです。
このことを踏まえて、依頼する塗装会社を選ぶ時によく調べてみてください。
今回のコラムでは「外壁塗装をそろそろやろうかな?」と思った時に、知っておきたい3つの事をまとめてお伝えしました。
ぜひ、このことを踏まえてよい塗装会社を選ぶ時の参考にしていただければ嬉しいです。