【今流行りのラジカル塗料って?】 乱仙法大のきまぐれコラム⑤
2025年3月20日
【今流行りのラジカル塗料って?】
ラジカル塗料って何?
おいおい、そんな塗料は存在しない。
その言い方はおかしいのでラジカル塗料なんてお客様に言ったら恥ずかしいですよ。
そもそも、ラジカルって何か知ってますか?
塗料の白の顔料である酸化チタンなどが紫外線などのエネルギーにあたるとラジカルが発生するのです。
日本語で言えば活性酸素。ラジカルが発生すると塗料内の塗料の結合を不安定化させて塗膜を破壊し、劣化を促進させるのです。
ラジカル塗料なんて馬鹿げた塗料はないんです。ラジカル塗料?活性酸素塗料(笑)なんてどんな塗料だよと笑ってしまう。
ラジカルが発生すれば塗膜の劣化が促進されるので、そのラジカルの発生し難い塗料にしなくてはならない。
ラジカル塗料なんて言えば、ラジカルの発生している塗料じゃないか?そんな塗料無意味な塗料をわざわざ作らないでしょ。
ラジカル塗料ではなく、ラジカル制御塗料もしくはラジカル抑制塗料と言わないとダメです。
ラジカル抑制技術は特別な技術ではありませんが奥が深い技術でもあるのです。
日本の塗料のベースになる樹脂はアクリル樹脂です。そのアクリル樹脂も日本の場合は質の悪い低価格の
アクリル樹脂を使用しているのでラジカルが発生するとより劣化が加速されるわけです。
その為に昔からラジカル制御技術は塗料の耐候性を高める為に導入されてきたありふれた技術なんです。
どの塗料メーカーでも導入された特別な技術ではないのです。
紫外線吸収剤や紫外線安定剤、抗酸化剤などを塗料にいれたり、アルミナ(アルミ)、ジルコニア(セラミック)、シリカ、
有機物等でコーティング処理して、フリーラジカルの発生を制御するのです。
ラジカル制御技術は昔からある技術であるがこれからの技術なのです。
例えば、多彩模様の窯業系サイディングの柄を消すことなく塗装するクリヤーがある。
この屋外用のクリヤーのほとんどはラジカル制御技術が使われている。
ラジカル制御技術のひとつのハルスハイブリッド技術というものがあるが
これがラジカル制御技術という名称が世に知られる前に良く言われていた名称なのです。
ハルスとは紫外線安定剤のこと。
その他に紫外線吸収剤などの添加物を塗料に混ぜ込めてラジカルの抑制をする技術をハルスハイブリッド技術と称しているのです。
日本ペイントのUVプロテクトクリヤーのUVと称していることがハルスハイブリッド技術、紫外線抑制技術が使われているのです。
塗料におけるラジカルの発生源は白の顔料である酸化チタンなのですが、酸化チタン以外でもラジカルは発生するのです。
ただ、酸化チタンが最も早くラジカルを発生させて、塗膜を破壊してゆくので、そのラジカルの抑制技術が日々研究されているのです。
ラジカルは不対電子である為に安定していない状態です。
電子というのは2つで構成されて強固な状態を保つのに対して、不対電子の状態ではどちらかひとつの電子しか存在していない為、
常に不安定な結合状態がラジカルなのです。ラジカルが発生すると塗膜内の有機物の結合を破壊し、
ラジカルが増えれば増えるほど塗膜は劣化していゆくのです。
ラジカル制御技術の発展によってより耐候性、耐久性の高い塗料がここ10年でたくさん出てきました。
あえて、ラジカル制御塗料という技術を全面にPRし、それがいつの間にか定置したのです。
それがひとり歩きしてラジカル塗料なんてふざけた言い方がまかり通ってしまうのです。
でも、今は無きTOTOのハイドロテクトカラーコートは光触媒技術を使った汚れがつきにくいこと
塗料として市場に出た塗料ですが、この塗料を言い方を変えればラジカル塗料なんです。
酸化チタンが紫外線に当たることによりラジカルを発生させて有機物を分解して汚れを落とすという仕組みですから。
ただ、残念なのはラジカル制御すれば分解能力が落ちるし、ラジカルを制御しなければ塗膜劣化は避けられない。
結局、高耐候性塗料の位置づけだったにも関わらず、思ったより早く塗膜が劣化したというお粗末な結果になり頓挫したのです。
何より、日本ペイントが始めてラジカル制御塗料という位置づけで、
ラジカルという存在を世間に広めたことがきっかけで、光触媒ハイドロテクトカラーコーㇳからTOTOは撤退して言ったのです。
日本ペイントがトドメを刺したと言っても良いですね。
良く塗料のことをまったく理解していない塗装業者のホームぺージに書かれているのが、各グレードの中で表示されているラジカル制御塗料?
ラジカル制御塗料は、アクリルシリコン樹脂塗料より耐候性が高いとか。
そもそも、ラジカル制御塗料という塗料は存在しないのです。
ラジカル制御は技術の名前であって塗料の種類ではない。
正しくは、高ラジカル制御型アクリルシリコン樹脂塗料とアクリルシリコン樹脂塗料に分けられるだけです。
高耐候性塗料のフッ素樹脂塗料や無機有機樹脂塗料にいたっては全て当たり前、高ラジカル
制御技術は導入されているのでわざわざ入れる必要もないでしょう。
いかにも、ラジカル制御塗料があるようにPRするのは一歩間違えれば詐欺と変わらない。
正しいことをお客様に伝える必要があるのです。
元々、質の悪いアクリル樹脂しか使えない日本の塗料メーカーがより
耐候性が上がる塗料を作ろうと耐候性を下げる原因のラジカルを制御する技術。
より耐候性の上の塗料を求めて、ラジカル制御技術をより向上させる為と
少しばかり純度の高いアクリル樹脂をベースにいれることで、高耐候性塗料が次から次へと誕生してきました。
高耐候性のフッ素樹脂塗料も、無機有機ハイブリッド樹脂塗料が高額なのは
高ラジカル制御技術料高さと純度の高いピュアアクリル樹脂の価格が高いからです。
フッ素だから耐候性が高いのではなく、無機と有機のハイブリッドだから高いのではなく、
あくまで高ラジカル制御技術と純度の高いピュアアクリル樹脂のおかげなのです。
より耐候性の高い塗料は、高ラジカル制御技術と純度の高いアクリル樹脂使用しれば良いということです。
〚正しい塗料の分け方〛
①低純度アクリル樹脂塗料(室内用)
②木部用ウレタン樹脂塗料(室内用)
③アクリルウレタン樹脂塗料(室内・屋外用)
④アクリルシリコン樹脂塗料(屋外用)
⑤高ラジカル制御形アクリルシリコン樹脂塗料(屋外用)
⑥高ラジカル制御形無機ハイブリッドシリコン樹脂(屋外用)
⑦高ラジカル制御形アクリルフッ素樹脂塗料(屋外用)
⑧高ラジカル制御形無機ハイブリッドフッ素樹脂塗料(屋外用)
あえて、私ならこのような塗料の分け方をしますが、このような分別化は塗料を理解している人間ならやらないだろうが、あえて分けて見ました。
どんな塗料を使おうがそれを形にする。ちゃんとした塗膜にするのは職人の技量なんです。
知識のない人間、技量がない人間はやたらと塗料に依存します。
塗装営業、塗り替え営業をする際に、やたらと上塗りの塗料の話ばかりする者は塗料や塗装のことが上面しか理解していない。
塗り替え工事で一番大事なのは下地の処理方法と下塗り材の選択なのです。
上塗りに何を塗るか?
そんなことよりも大事なことがあるんです。
塗装工事は塗料という「商品」を売るのではないのです。塗装という「事」を売るのです。
そんなことはわかってる?
そう言われるかも知れない。
私にはわかっているとはとても思いません。
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時間があれば芸術・美術に没頭。時間を創り上げてモノを創造する。
時にはギター片手に音楽を奏で、そのメロディーは心を安める。
仏教にも精通しており、その教えを自己解釈して愉しむ。
常に笑顔であり、まわりの人々を笑顔にしてしまう魔術師。
文才にも長け、創り出した文章は人々を虜にしてしまうほど。
現在はあんしんりふぉーむの塗装・塗料アドバイザーはもとより、
リフォーム担当としてお客様を笑顔にする活動中である。