ベランダ改修工事 (既存ベランダ解体)
2017年12月3日
今日は、焼津市でベランダ改修工事の解体作業を行いました。
ベランダ改修をする経緯として、経年劣化によりモルタルでできた壁にひび割れが生じ、そこから雨水などが内部に浸みていき、木部が腐ったことでベランダの一部が崩落してしまった状況になりました。
解体前の状態がこちらです。
このままではどんどん雨水が内部に入り込んでしまうため、既存ベランダの壁・床を解体して新しく作り直すことになりました。
今回はその工事の最初の段階となる解体作業を行いました。
解体作業を行うにあたり、足場が必要なため前日までに足場仮設を行っております。
解体するとこのようになっております。
解体は、ベランダ壁および床(基本的に腐食した部分)を撤去しました。飛散を防止するためにネットも設置しました。
ベランダの構造として、オーバーハング(建物よりベランダ部分が突出している部分)と1階の上にベランダとして構造されているため、解体した後は雨が降るとそのまま住居内に雨が浸入してしまうため、ブルーシートで雨養生をしました。
今日で解体が完了したので、明日からは大工さんによる下地工事です。
壁の中に水がしみてしまい、ご覧のようになってしまっています。
水が入った原因として考えられるのはひび割れでした。
雨が壁内に入る原因はベランダの笠木や手摺と壁との取り合いなど、雨水の入りやすい箇所が水が浸入する入り口となります。
又、新築時の防水紙の施工不良や雨仕舞が原因になる場合もあります。
木材に水分がしみこんでいる、湿った状態が続き含水率が28%以上になると、木材腐朽菌が活躍して木材の養分を吸い取ってしまい、強度を失いますと今回の様に、崩落することもあります。
定期的なメンテナンスが大切だと改めて感じた現場でした。
長谷川
住所: | 焼津市 |
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建築メーカー: | 工務店 |
備考: | 雨漏りによるベランダ腐食の改修 |