テラス波板の旧プラスチックのフックからポリカフックに変更
2018年3月31日
昨今、静岡地方は海が近いせいか風が強い日が多いですね。近年の異常気象が原因なのでしょうか。風が強いと住宅ではこの様な支障が起きる事が多いですね。テラスの屋根材を留め付けているプラフックが強風と紫外線劣化のせいで折れてしまうのです。折れるとどうなるか・・・波板くんがバタバタと演奏を始めます。強者に至っては風に乗って飛行しようとする奴もでてきます。そんな時にはこのポリカフックがお勧めです。ここ近年出始めた商品です。実際はもっと昔から有ったかもしれませんが、コストが安くなってきたのでメジャーになったかと思われます。紫外線に強く折れにくい。本日はこの波板バタバタの演奏のボリュームが下がる様に作業してきました。
波板くんがいつ飛ぼうかと構えています。強風で外れてます。
写真では見にくいですかね、真ん中にフックが外れて穴が開いてるのがわかると思います。
以前に留め付けてたプラフックです。
通称なのかプラスチックフックだから略してプラフック?。正式名称何かな?写真ではLの字に折れ曲がってるのと真っ直ぐのと、フックとはこの様に折れ曲がっている状態です。真っ直ぐな物は有りません。真っ直ぐな物は折れているのです。
この様にプラフックは強風や紫外線を浴びる事で強度が低下していき折れてしまいます。
今ついているプラフックを押し込んでクルッと廻して取り外します。
新しいポリカフックを取り付けしていきます。
ポリカーボネイト樹脂で23mm この長さがテラス商品によて違うのです。一般的にメジャーなのは19mmや21mmに23mmです。たまに長いタイプで25mmとかすごい長い物も有りますし、ステンレスのフックやJの字の大きいフックにボルトフックなども沢山の種類が有ります。
茶色のがポリカフックで白がプラフックです。
フックを入れ替えて行きます。波板1枚の所は大体入れ替えで済みますが、重なりの所はフックを取るとわずかに穴の位置がずれて入りにくいので再度キリで穴の大きくします
あとは同じ作業の繰り返しです。
抜いて新しいポリカフックで留め付ける。最初にプラフックを全部取り外すと波板が風の影響で飛んで行くので少しずつ列ごとにして端から順番に入れ替えていきましょう。
全てのフック入れ替え作業完了です。
これで波板くんの演奏が少しはボリュームが小さくなると思います。
フックの長さはどこでわかるの?・・・という方に、フックの長さはここを測ります。
つまみの様なフタの下端からフック内側までの長さです。少し見にくいかも知れないですが差し金を当てると23mmですよね。
フックの種類はたくさんありまして上記のフックはあくまで一般的な普及品です。その他にも特殊な種類も有りますので!
この写真は元々留め付けして有った物ですがこれも良く見ると折れ曲がってからの長さが違いますよね。単なる製造メーカーの違いも有るのですが、ごくまれに折れ曲がってほんの少し出っ張りが有るだけで留め付けしているタイプも有りまして、それは業者泣かせです。すでに同じ商品は無いので、同じような形に切ってから取り付けるのです。1本1本。本数多いと大変な手間です。今日の作業で使用した本数は約290本ですからね。
山下
住所: | 焼津市 |
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建築メーカー: | 工務店 |
備考: | ポリカフックの交換 |