外壁の汚れが気になったら
2023年11月30日
新築や外壁塗装してから数年経つと窓の角から雨だれのあとや、北面に緑のカビ?藻?のような汚れが気になったりしてきますよね。
家の周りの環境によって、そのタイミングは遅かったり早かったりします。
ずっと外に出ている物ですから、汚れが付くのは避けられません。
でも、汚れが付いたらきれいにしたいと思うのが人情。
そこで、もし汚れがついてきてしまったらどうしたらいいのかについてお伝えしていきたいと思います。
汚れの種類は大きく2つに分けられます。
1つは、砂埃などの飛んでくるよごれ、もう一つは、藻・コケ・カビなどの生えてくる汚れです。
汚れの原因のほとんどが舞ってくるホコリや排気ガス、山の近くの家だと花粉や樹液なども汚れの原因になります。
これらの汚れは、雨で上から下へ流れるのでベランダの手すりや屋根の笠木窓のサッシ枠などに積もったもの。
だから、雨が降ったときに水の流れる道のところに筋の汚れができます。
これを防ぐには、汚れがたまらないように定期的に流すほかありません。
でもどうやって?
その方法でずが、ホースの水でストレートに出る一番勢いの強い水をかけて定期的に汚れを流して落としましょう。
ベランダの手すりなどは、気が付いた時で一度水でほこりなどを流してきれいにしてから柔らかい布で拭きましょう。
そのまま布で拭いてしまうと、細かいほこりなどで手摺に細かい傷がついてしまうので注意しましょう。
考え方としては洗車と同じです。水で流して汚れを軽く流しておいてから気になるところを拭くという感じです。
しつこい藻・コケ・カビ系の汚れは、キッチン用の中性洗剤を10倍程度に薄めたものをタオルに付けて拭くときれいに落ちます。
これはやってはダメ!
きれい好きの人に限ってよくやってしまうので注意が必要なのは、高圧洗浄機とブラシやタワシでこすることです。
その時はきれいになりますが、外壁の塗装の表面を傷つけたり削ってしまうので、あとあと汚れがさらに付きやすくなったり、余計に広げてしまう原因になります。
また、高所の作業はけがの原因になり非常に危険です。1.5mほどの高さでも落下時すると骨折することがあります。絶対に高い場所での作業はやめましょう。
屋根の汚れについて
屋根は傾斜が緩やかでホコリや砂などの汚れが乗りやすく、壁と比べて汚れが付きやすいです。
特に山に囲まれた地域や、湿気の多い田畑に囲まれた場所や河川の周辺は汚れやすく、色の薄い屋根だと目立つ傾向にあります。
汚れと劣化は違う
最近多いのは汚れを指摘する悪質な訪問業者です。
屋根が汚れている、壁が汚れているから塗装が必要。
というのは嘘です。
汚れは劣化ではありません。
でも、汚れが原因でそこに水分が滞りやすくなって起こす、材質の劣化があるのは事実です。
汚れているからと言って、塗り替えが必要だとか、劣化しているのは間違っています。
正しく、劣化やメンテナンス時期を判断するためには、信用できる知っている塗装に詳しい会社に相談して診断してもらいましょう。
藻・コケ・カビ類を落と優れモノ
外壁をモルタルや塗り壁にしている方に多いのが、高いところに生えてしまった緑色や黒色の藻・コケ・カビ類です。
これらは水を当てたくらいでは取れません。
そのような汚れに対しては外壁デトックスという優れモノがあります。
これは、基本的には足場が無くても壁に散布出来ます。
1つ欠点とすれば、効果が出るまで1,2週間かかることですが、藻・コケ・カビ類の汚れが気になる方にはおすすめです。
汚れは年数が経つとどうしてもついてしまうものです。
ですが、劣化と汚れの見分け方は、専門家でもなければ非常に難しいです。
汚れが目立たないように、きれいな状態を長持ちさせるにはこまめなメンテナンスが欠かせません。
お手入れを小まめに行いお家を長持ちさせましょう。